« 検索結果一覧に戻る  
二酸化チタンICSC: 0338 (11月 2019)
CAS登録番号: 13463-67-7; 1317-70-7; 1317-80-2
EINECS番号: 236-675-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。        周辺の火災時:適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入   粉塵の吸入を避ける。   
皮膚   保護手袋。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
 

国連GHS判定基準に準拠

cancer;health haz
注意喚起語:危険
吸入長期または反復曝露による呼吸器系障害
発がんのおそれの疑い 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・ふた付きの容器に貯蔵
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
二酸化チタン ICSC: 0338
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色~白色の 結晶性粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
 

化学式: TiO2
分子量: 79.9
・沸点:2500-3000℃
・融点:1855℃
・密度:3.9-4.3 g/cm³
・水への溶解度 : 溶けない 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:粉塵の吸入。 

短期曝露の影響
 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の曝露により、肺が冒されることがある。 慢性炎症を生じることがある。 吸入すると、人で発がん性を示す可能性がある。 


許容濃度
TLV: 10 mg/m3 (TWA); A4(人における発がん性が分類できていない物質).
MAK: 0.3 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: II(8); 発がん性カテゴリー: 4; 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
 

・異なる形態でのCAS番号は: CAS13463-67-7(鋭錐石/金紅石)、 CAS 1317-70-7(鋭錐石)、 CAS1317-80-2(金紅石)
・この物質のナノ形態については、ICSC 1782を参照 

付加情報
  欧州分類
Note: 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021