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2,2,4-トリメチルペンタンICSC: 0496 (10月 1999)
CAS登録番号: 540-84-1
国連番号: 1262
EINECS番号: 208-759-1

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性が高い。  蒸気/空気の混合気体は、爆発性である。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  密閉系、換気、防爆型電気設備および照明設備。 帯電を防ぐ(例えばアースを使用)。 充填、取り出し、取り扱い時に圧縮空気を使用してはならない。  粉末消火薬剤、AFFF(水性膜泡消火薬剤)、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 錯乱。 めまい。 頭痛。 吐き気。 嘔吐。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 皮膚の乾燥。 発赤。 痛み。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 他の症状については、「吸入」参照。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 吐かせない。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・危険区域から立ち退く!
・個人用保護具:自給式呼吸器
・すべての発火源を取り除く
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):3; 国連包装等級(UN Packing Group):II 

貯蔵
・耐火設備
・強酸化剤から離しておく
・冷所
・換気のよい部屋に保管
 
包装
 
2,2,4-トリメチルペンタン ICSC: 0496
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、無色の液体。 

物理的危険性
蒸気は空気より重く、地面に沿って移動して、遠距離発火の可能性がある。 流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。 

化学的危険性
加熱すると、激しく燃焼、または爆発することがある。 強酸化剤と反応する。 

化学式: CH3C(CH3)2CH2CH(CH3)2 / C8H18
分子量: 114.3
・沸点:99℃
・融点:-107℃
・比重(水=1):0.69
・水への溶解度 : 溶けない
・蒸気圧:5.1 kPa (20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.9
・引火点:4.5℃ (o.c.)
・発火温度:417℃
・爆発限界:1.1-6.0 vol%(空気中) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 腎臓、肝臓および神経系に影響を与えることがある。 液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
皮膚の脱脂を起こし、乾燥やひび割れを生じることがある。 


許容濃度
TLV: 300 ppm (TWA);.
MAK: 470 mg/m3;100 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: II(2); 妊娠中のリスクグループ: D; 

環境
 

 

付加情報
  欧州分類
記号:F, Xn, N; R:11-38-50/53-65-67; S:(2)-9-16-29-33-60-61-62; Note:C 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021