« 検索結果一覧に戻る  
テトラフルオロメタンICSC: 0575 (4月 2013)
四フッ化炭素
フロン14
PFC 14
CAS登録番号: 75-73-0
国連番号: 1982
EINECS番号: 200-896-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 安全な場所から消火作業を行う。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 錯乱。 めまい。 頭痛。 不整脈。 意識喪失。 「注」参照。  換気を使用する。  新鮮な空気、安静。 人工呼吸が必要なことがある。 医療機関に連絡する。 
皮膚 気体に触れた場合:凍傷。  保温手袋。  凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 医療機関に連絡する。 
気体に触れた場合:凍傷。  顔面シールドを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取      

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:自給式呼吸器
・換気
 

国連GHS判定基準に準拠

cylinder;gascancer;health haz
加圧ガス;熱すると爆発のおそれ
心血管系の障害のおそれ 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.2 

貯蔵
・冷所
・換気のよい部屋に保管
・密封
・粉末金属から離しておく
 
包装
 
テトラフルオロメタン ICSC: 0575
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無臭の 無色の 圧縮気体。 

物理的危険性
気体は空気より重く、低くなった場所では、滞留して酸素欠乏を引き起こすことがある。 

化学的危険性
高温面または炎と接触すると、分解する。 52℃以上で分解する。 フッ化水素酸を生じる。 ある種の金属粉末(アルミニウム、亜鉛、ベリリウム)との混触は危険である。 

化学式: CF4
分子量: 88.01
・沸点:-127.8℃
・融点:-183.6℃
・水への溶解度 : 溶けない
・相対蒸気密度(空気=1):3.04
・発火温度:>1100℃  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
冷ガスに曝露すると、凍傷を引き起こすことがある。 心血管系に影響を与えることがある。 心臓障害を生じることがある。 高濃度で曝露すると、意識喪失を引き起こすことがある。 「注」参照。 

吸入の危険性
容器を開放すると、閉ざされた場所では空気中の酸素濃度が低下して、窒息を起こすことがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・環境中に残存するので、環境中に放出しないように強く勧告する
 

・空気中の濃度が高いと、酸素の欠乏が起こり、意識喪失または死亡の危険を伴う
・区域内に入る前に酸素濃度を測定する 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021