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trans-beta-メチルスチレンICSC: 0736 (7月 2006)
CAS登録番号: 873-66-5
国連番号: 2618
EINECS番号: 212-848-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 引火性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  52℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。  裸火禁止、火花禁止、禁煙。  52℃以上では、密閉系、換気、および防爆型電気設備。  水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。  火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 

 ミストの発生を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。  保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 

漏洩物処理 分類・表示
・すべての発火源を取り除く
・個人用保護具:空気中濃度に応じた有機ガスおよび蒸気用フィルター付マスク
・換気
・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める
・残留液を、砂または不活性吸収剤に吸収させる
・地域規則に従って保管・処理する
・この物質を環境中に放出してはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

flam;flameexcl mark;warn
引火性液体/蒸気
皮膚刺激
水生生物に毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):3; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・安定化した状態でのみ貯蔵
・耐火設備
・密封
・強酸化剤から離しておく
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する
 
包装
・海洋汚染物質 
trans-beta-メチルスチレン ICSC: 0736
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色~黄色の液体。 

物理的危険性
蒸気は空気より重い。 

化学的危険性
重合することがある。 燃焼すると、分解する。 有毒なのフュームを生じる。 強酸化剤と反応する。 

化学式: C9H10 / C6H5CH=CH-CH3
分子量: 118.2
・沸点:175℃
・融点:-29℃
・比重(水=1):0.911
・水への溶解度(25℃) :0.014 g/100 ml (非常に溶けにくい)
・蒸気圧:0.15 kPa (25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):4.1
・引火点:52℃
・爆発限界:0.9-? vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):3,31  


暴露・健康への影響

曝露経路
 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気中で有害濃度に達する速度は不明である。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して毒性がある
・環境中に放出しないように、強く勧告する
 

・この物質の、人の健康への影響に関するデータが不十分なので、最大の注意を払う必要がある
・添加された安定剤や抑制剤がこの物質の毒性に影響を与える可能性があるので、専門家に相談する 

付加情報
  欧州分類
 

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