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酒石酸ICSC: 0772 (12月 2022)
CAS登録番号: 133-37-9
CAS登録番号: 「注」参照
EINECS番号: 205-105-7

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。    裸火禁止。    水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ! 作業環境管理を厳密に!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。 咽頭痛。 灼熱感。  局所排気、換気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 体調がよくないと感じた場合は医療機関を受診する。 
皮膚 発赤。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。 
充血。 痛み。 重度の熱傷。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 直ちに医療機関に連絡する。 
経口摂取 咳。 咽頭痛。 灼熱感。 吐き気。 嘔吐。  作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 体調がよくないと感じた場合は、医療機関を受診する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
・地域規則に従って、保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

correxcl mark;warn
注意喚起語:危険
重篤な眼の損傷
呼吸器への刺激のおそれ 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・元の包装でのみ貯蔵
 
包装
 
酒石酸 ICSC: 0772
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の 結晶性粉末。 

物理的危険性
蒸気は空気より重い。 

化学的危険性
水溶液は、中程度の強さの酸である。 フッ素、強酸化剤、過酸化水素、アルカリ性化合物および銀と反応する。 有毒なフュームを生じる。 

化学式: C4H6O6 / COOH(CHOH)2COOH
分子量: 150.1
・融点:206℃
・比重(水=1):1.79
・水への溶解度(20℃) :1400 g/l (非常によく溶ける)
・引火点:210℃ (c.c.)
・発火温度:425℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-0.76(計算値) 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は眼に対して、腐食性を示す。 本物質は、皮膚および上気道を刺激する。 

吸入の危険性
とくに粉末状の場合、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
MAK: 2 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: I(2); 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
・「注」参照
 

CAS numbers for optical isomers are 87-69-4 for L-tartaric acid, 147-71-7 for D-tartaric acid and 147-73-9 for meso tartaric acid. L-tartaric acid is also known as E334.
Environmental effects of the racemic DL-mixture have not been adequately investigated. The L-isomer has been adequately investigated, but no significant effects have been found. 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021