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lambda-シハロトリンICSC: 0859 (9月 1997)
CAS登録番号: 91465-08-6
国連番号: 2588
EINECS番号: 415-130-7

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 有機溶剤を含む液体製剤は、引火性のことがある。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。  製剤が引火性/爆発性溶剤を含む場合火災および爆発の危険性がある。      アルコール耐性泡消火薬剤、乾燥砂、粉末消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ! 作業環境管理を厳密に! いずれの場合も医師に相談! 
  症状 予防 応急処置
吸入 灼熱感。 痙攣。 咳。 息苦しさ。 息切れ。 咽頭痛。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。 痛み。  保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取 腹痛。 咳。  作業中は飲食、喫煙をしない。 食事前に手を洗う。  吐かせない。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・この物質を環境中に放出してはならない
・こぼれた物質を、密閉式の容器内に集める
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
・下水に流してはならない
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):6.1; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・消火により生じる流出物を収容するための用意
・食品や飼料から離しておく
・冷所
・換気のよい部屋に保管
 
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない 
lambda-シハロトリン ICSC: 0859
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
無色~ベージュ色の固体(工業用)。 

物理的危険性
データなし。 

化学的危険性
燃焼すると、分解する。 窒素酸化物、塩化水素およびフッ化水素などの有毒なフュームを生じる。 

化学式: C23H19ClF3NO3
分子量: 449.9
・275℃で分解する
・融点:49.2℃
・比重(水=1):1.3
・水への溶解度 : 溶けない
・蒸気圧:<0.001 Pa (20℃)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):7.0  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:粉塵やミストの吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。 末梢神経系に影響を与えることがある。 痙攣および運動失調を生じることがある。 

吸入の危険性
 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・環境に有害な場合がある。哺乳類およびハチへの影響にとくに注意すること
・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある
・通常の使用法でも、環境中へ放出される
・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること
 

・液体製剤が肺に吸い込まれて化学性肺炎を起こし、振戦、痙攣を生じることがある
・製剤に溶剤が使用されている場合は、その溶剤のICSCも参照のこと。
・市販の製剤に用いられている溶剤が、この物質の物性および毒性を変化させることがある
・作業衣を家に持ち帰ってはならない
・このカードに記載された勧告事項はシハロトリン(ICSC0858)にも適用される。 

付加情報
  欧州分類
記号:T+, N; R:21-25-26-50/53; S:(1/2)-28-36/37/39-38-45-60-61 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021