ICSC 0951 - フッ化ナトリウム

フッ化ナトリウム	ICSC: 0951 (11月 2003)
ナトリウムフルオリド

CAS登録番号： 7681-49-4

国連番号： 1690

EINECS番号： 231-667-8

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	不燃性。火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。	裸火禁止。高温面との接触禁止。	周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。火災時：水を噴霧して容器類を冷却する。


	症状	予防	応急処置
吸入	咳。咽頭痛。	換気(粉末でない場合)、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。半座位。医療機関に連絡する。
皮膚	発赤。	保護手袋。	汚染された衣服を脱がせる。多量の水かシャワーで、皮膚を洗い流す。医療機関に連絡する。
眼	充血。痛み。	粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、顔面シールドまたは眼用保護具を着用する。	数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取	腹痛。灼熱感。痙攣。嗜眠。咳。下痢。咽頭痛。嘔吐。意識喪失。	作業中は飲食、喫煙をしない。食事前に手を洗う。	口をすすぐ。吐かせる(意識がある場合のみ！)。コップ1、2杯の水を飲ませる。医療機関に連絡する。

漏洩物処理	分類・表示
・個人用保護具：空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる・残留分を、注意深く集める・地域規則に従って保管・処理する	国連GHS判定基準に準拠輸送国連分類国連危険物分類(UN Hazard Class)：6.1; 国連包装等級(UN Packing Group)：III
貯蔵
・酸および食品や飼料から離しておく
包装
・食品や飼料と一緒に輸送してはならない

フッ化ナトリウム

ICSC: 0951

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観白色の結晶または粉末。物理的危険性化学的危険性高温面または炎と接触すると、分解する。有毒で腐食性のフュームを生じる。酸と反応する。有毒で腐食性のフュームを生じる。	化学式： NaF 分子量： 42.0 ・沸点：1700℃ ・融点：993℃ ・密度：2.8 g/cm³ ・水への溶解度(20℃) ：4.0 g/100 ml

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
白色の結晶または粉末。

物理的危険性

化学的危険性
高温面または炎と接触すると、分解する。有毒で腐食性のフュームを生じる。酸と反応する。有毒で腐食性のフュームを生じる。

化学式： NaF
分子量： 42.0
・沸点：1700℃
・融点：993℃
・密度：2.8 g/cm³
・水への溶解度(20℃) ：4.0 g/100 ml

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：エアロゾルの吸入および経口摂取。短期曝露の影響本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。経口摂取すると、低カルシウム血症および低カリウム血症を引き起こすことがある。中枢神経系の障害および心臓障害を生じることがある。	吸入の危険性 20℃ではほとんど気化しない。しかしとくに粉末状の場合、噴霧もしくは拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。長期または反復曝露の影響骨および歯に影響を与えることがある。フッ素沈着症を生じることがある。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：エアロゾルの吸入および経口摂取。

短期曝露の影響
本物質は、眼、皮膚および気道を刺激する。経口摂取すると、低カルシウム血症および低カリウム血症を引き起こすことがある。中枢神経系の障害および心臓障害を生じることがある。

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかしとくに粉末状の場合、噴霧もしくは拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

長期または反復曝露の影響
骨および歯に影響を与えることがある。フッ素沈着症を生じることがある。

許容濃度
TLV: (Fとして) 2.5 mg/m³ (TWA); A4(人における発がん性が分類できていない物質); BEI (生物学的曝露指標)記載あり；. EU-OEL: ((Fとして))： 2.5 mg/m³ (TWA)；. MAK: (吸引性画分， Fとして)： 1 mg/m³；ピーク曝露限度カテゴリー： II(4)；皮膚吸収 (H)；妊娠中のリスクグループ： C；

環境

注
・この物質により中毒を起こした場合は、特別の処置が必要であるため、指示のもとに適切な手段をとれるようにしておく

付加情報

欧州分類
記号：T; R：25-32-36/38; S：(1/2)-22-36-45