ICSC 0986 - テルル

テルル	ICSC: 0986 (4月 2000)

CAS登録番号： 13494-80-9

EINECS番号： 236-813-4

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	可燃性。空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。	裸火禁止。密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。粉塵の堆積を防ぐ。	泡消火薬剤、二酸化炭素、乾燥粉末消火剤を使用する。

粉塵の拡散を防ぐ！作業環境管理を厳密に！
	症状	予防	応急処置
吸入	嗜眠。金属味。頭痛。ニンニク臭。吐き気。	局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。人工呼吸が必要なことがある。医療機関に連絡する。
皮膚		保護手袋。	汚染された衣服を脱がせる。洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。
眼	充血。痛み。	粉末の場合には呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。	数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取	腹痛。便秘。嘔吐。他の症状については、｢吸入｣参照。	作業中は飲食、喫煙をしない。	口をすすぐ。吐かせる(意識がある場合のみ！)。医療機関に連絡する。

漏洩物処理	分類・表示
・個人用保護具：空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク・こぼれた物質を、ふた付きの密閉式容器内に掃き入れる・残留分を、注意深く集める・地域規則に従って保管・処理する	国連GHS判定基準に準拠輸送国連分類
貯蔵
・ハロゲンおよびハロゲン間化合物から離しておく
包装
・破損しない包装・破損しやすい包装のものは密閉式の破損しない容器に入れる

テルル

ICSC: 0986

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観金属的特徴を持つ、暗灰色～茶色の非結晶性粉末、または銀白色の光沢のある、結晶性固体。物理的危険性化学的危険性加熱すると、有毒なフュームを生じる。加熱すると、分解する。有毒なのフュームを生じる。ハロゲンおよびハロゲン間化合物と激しく反応する。火災の危険を生じる。白熱しながら亜鉛と反応する。ケイ化リチウムは、テルルを白熱しながら侵す。	化学式： Te 原子量： 127.6 ・沸点：989.8℃ ・融点：449.5℃ ・密度：6.0-6.25 g/cm³ ・水への溶解度：溶けない・発火温度：340℃

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
金属的特徴を持つ、暗灰色～茶色の非結晶性粉末、または銀白色の光沢のある、結晶性固体。

物理的危険性

化学的危険性
加熱すると、有毒なフュームを生じる。加熱すると、分解する。有毒なのフュームを生じる。ハロゲンおよびハロゲン間化合物と激しく反応する。火災の危険を生じる。白熱しながら亜鉛と反応する。ケイ化リチウムは、テルルを白熱しながら侵す。

化学式： Te
原子量： 127.6
・沸点：989.8℃
・融点：449.5℃
・密度：6.0-6.25 g/cm³
・水への溶解度：溶けない
・発火温度：340℃

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：エアロゾルの吸入。短期曝露の影響エアロゾルは、眼および気道を刺激する。肝臓および中枢神経系に影響を与えることがある。曝露すると、呼気のニンニク臭を引き起こすことがある。医学的な経過観察が必要である。	吸入の危険性 20℃ではほとんど気化しない。しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。長期または反復曝露の影響

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：エアロゾルの吸入。

短期曝露の影響
エアロゾルは、眼および気道を刺激する。肝臓および中枢神経系に影響を与えることがある。曝露すると、呼気のニンニク臭を引き起こすことがある。医学的な経過観察が必要である。

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。

長期または反復曝露の影響

許容濃度
TLV: 0.1 mg/m³ (TWA)

環境

注
・作業衣を家に持ち帰ってはならない

付加情報

欧州分類