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4-メトキシフェノールICSC: 1097 (10月 2004)
パラヒドロキシアニソール
p-ヒドロキシアニソール
ヒドロキノンモノメチルエーテル
CAS登録番号: 150-76-5
EINECS番号: 205-769-8

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 可燃性。  空気中で粒子が細かく拡散して、爆発性の混合気体を生じる。  裸火禁止。  密閉系、粉塵防爆型電気設備および照明。 粉塵の堆積を防ぐ。  水噴霧、粉末消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入   局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚 発赤。 灼熱感。 痛み。  保護手袋。 保護衣。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。 痛み。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取   作業中は飲食、喫煙をしない。  口をすすぐ。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 医療機関に連絡する。 

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの 密閉式容器内に掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
・強酸化剤、強塩基、酸無水物および酸塩化物から離しておく
 
包装
 
4-メトキシフェノール ICSC: 1097
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、白色~黄褐色の様々な形状の固体。 

物理的危険性
粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉塵爆発の可能性がある。 

化学的危険性
強酸化剤、強塩基、酸無水物および酸塩化物と反応する。 水溶液は、弱酸である。 

化学式: C7H8O2 / OH(C6H4)OCH3
分子量: 124.1
・沸点:243℃
・融点:57℃
・密度:1.6 g/cm³
・水への溶解度(25℃) :4 g/100 ml
・相対蒸気密度(空気=1):4.3
・引火点:132℃ (o.c.)
・発火温度:421℃
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.58  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:経口摂取。 

短期曝露の影響
本物質は、眼および皮膚を刺激する。 

吸入の危険性
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い。 

長期または反復曝露の影響
反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある。 皮膚に影響を与えることがある。 脱色素を生じることがある。 


許容濃度
TLV: 5 mg/m3 (TWA) 

環境
 

・作業衣を家に持ち帰ってはならない 

付加情報
  欧州分類
記号:Xn; R:22-36-43; S:(2)-24/25-26-37/39-46 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021