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カオリンICSC: 1144 (11月 2016)
含水ケイ酸アルミニウム
陶土
Argilla
CAS登録番号: 1332-58-7
EINECS番号: 310-194-1

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ!  
  症状 予防 応急処置
吸入   粉塵 ミストの吸入を避ける。 局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 
皮膚   保護手袋。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
充血。  安全眼鏡を着用する。  数分間多量の水で洗い流す(できればコンタクトレンズをはずす)。 
経口摂取      

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・湿らせてもよい場合は、粉塵を避けるために湿らせてから掃き入れる
 

国連GHS判定基準に準拠

GHS判定基準による危険有害性分類なし 

輸送
国連分類
 

貯蔵
 
包装
 
カオリン ICSC: 1144
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の粉末。 

物理的危険性
データなし。 

化学的危険性
データなし。 

化学式: H2Al2Si2O8 H2O
分子量: 258(概略)
・比重(水=1):2.6
・水への溶解度 : 不溶 


暴露・健康への影響

曝露経路
曝露は、主に吸入により起こる。 

短期曝露の影響
機械的刺激を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
拡散すると、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
粉塵粒子への反復または長期の曝露により、肺が冒されることがある。 線維症(カオリン塵肺症)を生じることがある。 


許容濃度
TLV: (吸入性画分) 2 mg/m3 (TWA); A4(人における発がん性が分類できていない物質).
MAK: 発がん性カテゴリー: 3; 

環境
 

・このカードは結晶性シリカ含有量1%未満のカオリンに適用する
・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・結晶性シリカの含有量1%以上の場合は、ICSC番号 0808 石英も参照のこと。 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021