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1,1,1,2-テトラフルオロエタンICSC: 1281 (3月 1998)
HFC134a
CAS登録番号: 811-97-2
国連番号: 3159
EINECS番号: 212-377-0

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。    裸火禁止。 高温面との接触禁止。    周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。  火災時:水を噴霧して圧力容器を冷却する。 

   
  症状 予防 応急処置
吸入 めまい。 嗜眠。 傾眠。  局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚 液体に触れた場合:凍傷。  保温手袋。  凍傷の場合:多量の水で洗い流し、衣服は脱がせない。 
  安全ゴーグルを着用する。   
経口摂取      

漏洩物処理 分類・表示
・液体に向けて水を噴射してはならない
・この物質を環境中に放出してはならない
・個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):2.2 

貯蔵
・耐火設備
・換気のよい部屋に保管
 
包装
 
1,1,1,2-テトラフルオロエタン ICSC: 1281
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
特徴的な臭気のある、圧縮 液化気体。 

物理的危険性
 

化学的危険性
高温面または炎と接触すると、分解する。 有毒で腐食性のフュームを生じる。 

化学式: C2H2F4
分子量: 102.03
・沸点:-26℃
・融点:-101℃
・水への溶解度 : 溶けない
・蒸気圧:630 kPa (25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.5
・log Pow (オクタノール/水分配係数):1.06  


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:吸入。 

短期曝露の影響
この液体が急速に気化すると、凍傷を引き起こすことがある。 中枢神経系および心血管系に影響を与えることがある。 心臓障害を生じることがある。 

吸入の危険性
容器を開放すると、空気中でこの気体は、きわめて急速に有害濃度に達する。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
MAK: 4200 mg/m3;1000 ppm; ピーク曝露限度カテゴリー: II(8); 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
・通常の使用法でも、環境中へ放出される
・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること
 

・火や高温面の近くで、または溶接作業中に使用してはならない
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする 

付加情報
  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021