« 検索結果一覧に戻る  
酸化マンガンICSC: 1398 (10月 2001)
四三酸化マンガン
四酸化三マンガン
CAS登録番号: 1317-35-7
EINECS番号: 215-266-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 不燃性。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。        周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。   

 粉塵の拡散を防ぐ! (妊娠)女性への曝露を避ける!  
  症状 予防 応急処置
吸入 咳。  換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。  新鮮な空気、安静。 医療機関に連絡する。 
皮膚   保護手袋。  汚染された衣服を脱がせる。 洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 
  呼吸用保護具と併用して、安全ゴーグルまたは眼用保護具を着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 
経口摂取      

漏洩物処理 分類・表示
・個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク
・こぼれた物質を、ふた付きの容器内に掃き入れる
・残留分を、注意深く集める
・地域規則に従って保管・処理する
 

国連GHS判定基準に準拠

 

輸送
国連分類
 

貯蔵
 
包装
 
酸化マンガン ICSC: 1398
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
茶色~黒色の 結晶性粉末。 

物理的危険性
 

化学的危険性
 

化学式: Mn3O4
分子量: 228.8
・融点:1564℃
・密度:4.8 g/cm³
・水への溶解度 : 溶けない 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:エアロゾルの吸入および経口摂取。 

短期曝露の影響
機械的刺激を引き起こすことがある。 

吸入の危険性
20℃ではほとんど気化しない。しかし拡散すると、浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
肺および中枢神経系に影響を与えることがある。 気管支炎、肺炎、神経および神経精神障害(マンガン中毒)に対する罹病性の増大を生じることがある。 動物試験では人で生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。 


許容濃度
TLV: (Mnとして, 吸入性画分) 0.02 mg/m3 (TWA); (Mnとして, 吸引性画分) 0.1 mg/m3 (TWA); A4(人における発がん性が分類できていない物質).
EU-OEL: (マンガンとして、吸入性画分): 0.2 mg/m3 (TWA); (マンガンとして、吸入性画分): 0.05 mg/m3 (TWA);.
MAK: (Mnとして, 吸引性画分): 0.2 mg/m3; (Mnとして, 吸入性画分): 0.02 mg/m3; ピーク曝露限度カテゴリー: II(8); 妊娠中のリスクグループ: C; 

環境
 

・曝露の程度によっては、定期検診を勧める
・ハウスマン鉱(Hausmannite)として自然界に存在する 

付加情報
  欧州分類
 

ILO, WHOおよびEUは、翻訳の質や正確性、あるいは本翻訳版の使用に関して責任を負うものではない。
© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021