ICSC 1599 - 亜リン酸水素ジメチル

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亜リン酸水素ジメチル	ICSC: 1599 (10月 2005)
ジメチルホスホン酸

CAS登録番号： 868-85-9

EINECS番号： 212-783-8

	一次災害	予防	消火活動
火災・爆発	可燃性。 70℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。	裸火禁止、火花禁止、禁煙。 70℃以上では、密閉系および換気。	泡消火薬剤、アルコール耐性泡消火薬剤、二酸化炭素を使用する。火災時：水を噴霧して容器類を冷却する。直接水をかけない。安全な場所から消火作業を行う。


	症状	予防	応急処置
吸入	咳。吐き気。咽頭痛。	換気、局所排気、または呼吸用保護具を使用する。	新鮮な空気、安静。医療機関に連絡する。
皮膚	吸収される可能性あり！発赤。痛み。	保護衣。保護手袋。	少なくとも15分間多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。
眼	充血。痛み。	安全ゴーグルを着用する。	数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。
経口摂取	下痢。吐き気。嘔吐。	作業中は飲食、喫煙をしない。	口をすすぐ。吐かせない。医療機関に連絡する。

漏洩物処理	分類・表示
・個人用保護具：化学保護衣および空気中濃度に応じた酸性ガスおよび蒸気用フィルター付マスク・この物質を環境中に放出してはならない・漏洩物を、不活性吸収剤で覆う・漏れた液やこぼれた液を、密閉式の容器にできる限り集める	国連GHS判定基準に準拠輸送国連分類
貯蔵
・乾燥・排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する・食品や飼料から離しておく・｢化学的危険性｣参照
包装

亜リン酸水素ジメチル

ICSC: 1599

物理学的・化学的情報
物理的状態；外観無色の液体。物理的危険性蒸気は空気より重い。化学的危険性加熱すると、急速に分解する。リン酸化物およびホスフィンなどの有毒なフュームを生じる。 220℃以上の湿った空気と接触すると、分解する。リン酸およびメタノールを生じる。水溶液は、強酸である。塩基と激しく反応し、腐食性を示す。酸および酸化剤と激しく反応する。	化学式： C₂H₇O₃P 分子量： 110.1 ・沸点：171℃ ・融点：<-60℃ ・比重(水＝1)：1.2 ・水への溶解度(20℃) ：>10 g/100 ml ・蒸気圧：0.135 kPa (20℃) ・引火点：70℃ (c.c.) ・発火温度：237℃ ・爆発限界：5.8-38.1 vol％(空気中) ・log Pow (オクタノール/水分配係数)：-1.2

物理学的・化学的情報

物理的状態；外観
無色の液体。

物理的危険性
蒸気は空気より重い。

化学的危険性
加熱すると、急速に分解する。リン酸化物およびホスフィンなどの有毒なフュームを生じる。 220℃以上の湿った空気と接触すると、分解する。リン酸およびメタノールを生じる。水溶液は、強酸である。塩基と激しく反応し、腐食性を示す。酸および酸化剤と激しく反応する。

化学式： C₂H₇O₃P
分子量： 110.1
・沸点：171℃
・融点：<-60℃
・比重(水＝1)：1.2
・水への溶解度(20℃) ：>10 g/100 ml
・蒸気圧：0.135 kPa (20℃)
・引火点：70℃ (c.c.)
・発火温度：237℃
・爆発限界：5.8-38.1 vol％(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数)：-1.2

暴露・健康への影響
曝露経路体内への吸収経路：吸入、経皮および経口摂取。短期曝露の影響本物質は、眼および皮膚を刺激する。	吸入の危険性 20℃で気化すると空気が汚染されて、遅く有害濃度に達する；しかし、噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。長期または反復曝露の影響眼に影響を与えることがある。白内障を生じることがある。

暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路：吸入、経皮および経口摂取。

短期曝露の影響
本物質は、眼および皮膚を刺激する。

吸入の危険性
20℃で気化すると空気が汚染されて、遅く有害濃度に達する；しかし、噴霧もしくは拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。

長期または反復曝露の影響
眼に影響を与えることがある。白内障を生じることがある。

許容濃度
MAK: 発がん性カテゴリー： 3；

環境
・水生生物に対して有害である

注
・火や高温面の近くで、または溶接作業中に使用してはならない

付加情報

欧州分類