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酸化亜鉛(ナノフォーム)ICSC: 1780 (11月 2019)
Zinc monoxide
White seal
Zinc oxide nano
Zinc oxide particles <100nm
Oxizinc

CAS登録番号: 「注」参照
国連番号: 3077 (亜鉛粉末または粉塵)
EINECS番号: 933-598-5

  一次災害 予防 消火活動
火災・爆発 多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。 「化学的危険性」参照。
   
「化学的危険性」参照。
  混触危険物との接触禁止: 
周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。 乾燥砂を使用する。   

   
  症状 予防 応急処置
吸入 吐き気。 嘔吐。 咳。 金属味。 流涙。 発熱。  呼吸用保護具、局所排気および換気を使用する。  直ちに暴露を避ける。 新鮮な空気、安静。 体調がよくないと感じた場合は医療機関を受診する。 
皮膚 急性症状はない。  保護手袋。  洗い流してから水と石鹸で皮膚を洗浄する。 体調がよくないと感じた場合は、医療機関を受診する。 
掻痒。 流涙。  安全ゴーグルを着用する。  数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医療機関に連絡する。 目をこすらない。 
経口摂取 誤って大量に摂取すると症状が現れることがある。 腹痛。 下痢。  作業中は飲食、喫煙をしない。  体調がよくないと感じた場合は、医療機関を受診する。 

漏洩物処理 分類・表示
・「化学的危険性」参照
 

国連GHS判定基準に準拠

enviro;aqua
長期的影響により、水生生物に毒性 

輸送
国連分類
国連危険物分類(UN Hazard Class):9; 国連包装等級(UN Packing Group):III 

貯蔵
・「化学的危険性」参照
・元の包装でのみ貯蔵
・乾燥
・耐火設備
 
包装
 
酸化亜鉛(ナノフォーム) ICSC: 1780
物理学的・化学的情報

物理的状態;外観
白色の 無臭の粉末。 

物理的危険性
データなし。 

化学的危険性
燃焼すると、酸化亜鉛フュームを生成する。 加熱するとアルミニウム粉末、マグネシウム粉末および塩素化ゴムと 激しく反応する。 

化学式: 「注」参照
分子量: 81.4
・融点:1975℃
・沸点:2360℃
・密度:5.1 g/cm³ (20℃)
・水への溶解度(20℃) :6-32 mg/l (溶けにくい)
・溶解度は粒子サイズに依存する。僅か~控えめの範囲 


暴露・健康への影響

曝露経路
体内への吸収経路:粉塵やフュームの吸入、経眼および経皮。 

短期曝露の影響
フュームを吸入すると、金属フューム熱を引き起こすことがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 

吸入の危険性
とくにフュームの場合、浮遊粒子が急速に、有害濃度に達することがある。 

長期または反復曝露の影響
 


許容濃度
TLV: 4 mg/m3 (TWA); 10 mg/m3 (STEL); 

環境
・水生生物に対して強い毒性がある
・水生環境中で、長期にわたる影響を及ぼすことがある
・通常の使用法でも、環境中へ放出される
・不適切な廃棄などによる、さらなる放出を避けるよう十分注意すること
 

・ZnOのナノ粒子は特定のCAS番号が付与されていない
・ICSC 0208参照 

付加情報
酸化亜鉛(ナノフォーム)  欧州分類
 

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© 日本語版、国立医薬品食品衛生研究所、2021